2024年5月2日(木)
端午の節句
こんにちは。院長の平田です。5月といえば『端午の節句』。この日は関東では「柏餅」、関西では「ちまき」、そして東北では「べこ餅」が縁起物として親しまれています。由来はそれぞれですが、いずれも男児の健やかな成長を願って食べられるようになりました。たとえば柏餅に使われる柏の葉は、『新しい葉が育つまで古い葉が落ちない』という特徴があり、古い葉を親に見立てて、「子どもが立派に育つまで親が亡くならない=家系が絶えない」という願いが込められているそうです。このように和菓子には願いや物語が込められていることが多く、その味わい深さが、長らく親しまれてきた秘訣なのかもしれませんね。 そんな縁起ものの和菓子ですが、うるち米のほかにも小麦粉が使われていることもあり、人によってはアレルギーの対象になり得るので注意が必要です。歯科治療においても、治療で使う道具や材料がアレルギーの原因となる場合もありますが、食べものと同じで、気をつけて対応すれば危険を未然に防ぐことができます。アレルギーをお持ちの方は、お気兼ねなくお申し付けください。
院長 平田 純
2024年2月10日(土)
タケノコ
こんにちは。院長の平田です。そろそろ旬を迎える食材といえばタケノコですが、食べられるのは「生えてから約10日」というわずかな期間。生えてすぐのタケノコは、イノシシなどに食べられないように硬い皮で包まれており、30日も経てばすべて剥がれて立派な竹になります。竹になってもその成長スピードは早く、なんと3か月で20メートルを超えるほど!竹は他の樹木と違ってすべての「節」がそれぞれ成長するため、1日で数十センチずつ伸びていくそうです。人間の成長は常に地道なものですが、「節目」が成長にとって大切なのは変わりません。私たちもタケノコのように、ぐんぐん成長していきたいものですね。 タケノコは豊富な食物繊維によって、歯についた汚れを取ってくれる「歯にいい食べもの」で、『清掃性食品』とも呼ばれます。もちろん、歯みがきをしなくていいわけではありませんが、ぜひ食事のバランスを考える際の参考としてみてください。また、歯みがきなどのセルフケアだけでは取れない汚れもあるので、定期検診も欠かさずに受けて、きれいなお口を維持していきましょう!
院長 平田 純
2023年9月30日(土)
秋っぽくなってきました。
こんにちは。院長の平田です。涼しく過ごしやすい行楽シーズン、山の彩りで季節の移ろいを楽しめる季節ですね。多くの山では、ふもとを1合目、頂上を10合目とした「◯合目」という表記が使われますが、これらが表しているのは「高さ」ではありません。たとえば、富士山の標高は3,776mのため、中間の高さは1,888m。そのため、「5合目も1,888m」と思うかもしれませんが、登山道によって2,305mであったり1,440mであったりと、「標高の半分」ではありません。その理由は「登る難易度」によって設定されているためです。この秋、もし山に登ることがあれば、「◯合目」という目標を立ててチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 「秋の夜長」という言葉の通り、秋の夜は気温も過ごしやすく、ついつい夜更かしを楽しんでしまいますね。しかし、からだの健康にとって「睡眠」はとても重要な要素のひとつ。歯科では睡眠不足の原因となる、歯ぎしりや食いしばり、睡眠時無呼吸症候群への対策などをご提案できることもあります。お心当たりなどございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
院長 平田 純
2023年5月31日(水)
梅雨入り
こんにちは。院長の平田です。 じめじめとした日が続く梅雨ですが、作物にとっては恵みの雨をもたらす貴重な季節です。なかでも、「梅雨」という名前の一部でも使われている「梅」は、この雨によって熟し、収穫の時期を迎えます。梅には食物繊維やナトリウムなどが多く含まれており、栄養満点です。また、「梅はその日の難逃れ」「梅は三毒を断つ」と言われるほど、殺菌効果のあるクエン酸が豊富で、疲労回復にもぴったりです。身体や気分が重く感じたときは、さっぱりとした梅でリフレッシュしてみるのはいかがでしょうか。 梅干しのような酸っぱいものを口に含むと、身体は「毒」だと判断し、だ液で薄めようとする働きがあります。想像するだけでだ液が出るのは、その記憶に対する条件反射によるものだそうです。だ液の殺菌作用は、むし歯や歯周病予防の助けにもなってくれます。しかし、お口の健康を守るためにも、歯科医院での定期的なチェックを心がけてくださいね。
院長 平田 純
2023年4月8日(土)
ゴールデンウィーク
こんにちは、院長の平田です。5月といえばゴールデンウィーク。帰省や旅行など、楽しいイベントが盛りだくさんで、みなさんの中には、ご家族やご友人とBBQやピクニックを楽しんだ方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、こうした行楽がストレス発散になることは、研究でも明らかになっています。「20分でも自然と触れ合うだけでストレスを軽減できる」というもので、自然の中で座っているだけでも効果があるそうです。ゴールデンウィークが過ぎたあとでも、近くの公園に足を運ぶだけで実践できるので、ぜひ試してみてくださいね。 お口や体の健康管理も毎日のこととなると「面倒だな」と感じて、つい手軽で即効性のありそうなアイテムや方法を探したくなります。しかし、健康になれる特効薬のようなものはこの世に存在せず、毎日同じことをコツコツ続けることが、健康を保つ一番の近道なのです。「継続は力なり」という言葉があるように、毎日しっかりとケアを続けていきましょう。
院長 平田 純
2023年1月4日(水)
あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。院長の平田です。 お正月といえば、子どものころに「年賀ハガキが届いていないか」そわそわしながらポストを見に行った方も多いのではないでしょうか。そんな年賀ハガキには、受け取った人が楽しめる「しかけ」があります。それは「お年玉」です。年賀ハガキにお年玉が付くようになったのは昭和24年。当時は戦後の混乱により通信が途絶え、親族や友人の安否がわからないことも多かったようです。そこで、「郵便が盛り上がれば消息を知る機会も増える!」という思いから生まれたのが『お年玉付き年賀ハガキ』でした。夢と希望に満ちた、お正月にぴったりな発想ですね。 そんなお正月は、家族や親戚で集まることの多い時期ですが、小さなお子さまがいらっしゃる場合は要注意です。実は、周囲の大人がむし歯だと、子どもにむし歯菌がうつって「むし歯の原因になってしまう」ことがあります。子どもたちをむし歯から守るためにも、まずは私たち大人が気をつけなくてはいけません。定期検診で予防に努め、きれいな歯で健康な1年を過ごしましょう!
院長 平田 純
2022年12月26日(月)
こたつ
こんにちは。院長の平田です。 寒さが一層厳しく感じるこの時期には「こたつ」が恋しくなってしまいますね。こたつが生まれたのは、なんと今から500年以上も昔の室町時代。当時は囲炉裏(いろり)という、今でいうストーブやコンロのような装置に布団をかけて入ったそうです。その後、時代とともに「掘りごたつ」や「電気こたつ」など、より長居しやすく進化してきました。しかし、あまり長居すると脱水症状の原因になることもあるので、注意が必要です。そこでおすすめなのが「みかん」。みかんは約85%以上が水分でできており、水分補給にぴったり。また、ビタミンCも豊富なため、風邪の予防効果も期待できます。 風邪予防といえば「お口のケア」も効果的です。お口を清潔に保つことはウイルス感染や重症化の予防につながるため、風邪だけではなく肺炎やインフルエンザといった、さまざまな病気の予防になります。私たち歯科は歯を専門とする医療機関ですが、みなさんの全身の健康を守るためにも、日々研鑽を重ねています。来年もぜひ、そのお手伝いをさせてください。
院長 平田 純
2022年5月24日(火)
ゴールデンウイーク
こんにちは。院長の平田です。5月といえば、やはりゴールデンウィーク。この日を楽しみにしていた方は多いのではないでしょうか。そんなゴールデンウィークのうちの一日、5月4日が何の日か、みなさんご存じですか?答えは『みどりの日』です。2006年以前は4月29日がみどりの日とされていました。しかし、法改正により『昭和の日』に変更され、それに合わせて以前から『国民の休日』とされていた5月4日に移動となったのです。ちなみに、4月29日がみどりの日とされたのは、その日が「自然を愛した昭和天皇の誕生日」だったことに由来します。5月4日は、自然にたくさん触れてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。 自然といえば、私たちの体は少なからず自然の影響を受けることがあります。それは歯も例外ではありません。たとえば、台風や雨の日に歯が痛くなることがありますが、これは気圧の影響を受けているためです。もちろん、単純にむし歯や他の病気だった、というケースもありますので「おかしいな」と思ったら、すぐに歯科医院で相談してくださいね。
院長 平田 純
2022年3月13日(日)
卒業後の行方
こんにちは。院長の平田です。大きなランドセルを背負って歩く1年生が微笑ましい季節ですね。ランドセルといえば「卒業後の行方」について考えたことはありますか?やむなく捨ててしまう方がほとんどかと思いますが、実は捨てずに活用する方法もあります。 そのひとつが『リメイク』。専門業者さんに依頼すると、ペンケースや手帳などにリメイクしてもらえるそうです。そしてもうひとつが、ランドセルを買えない海外の子ども達に『寄付』する方法です。せっかくの思い出がつまったランドセルですから、異なる姿で新たな思い出や、誰かの思い出として生まれ変わらせてあげるのはいかがでしょうか。 生まれ変わるといえば、人の歯は乳歯が抜けると永久歯に生え変わります。そして、生えた永久歯は長く大切に使わなければなりません。小さい頃から歯を大切にする習慣をつくっておけば、その習慣は大人になっても続きやすいので、長く健康な歯を作るのに必ず役立つでしょう。
院長 平田 純
2021年10月2日(土)
お月見
こんにちは。院長の平田です。今年の十五夜は9月21日でしたが、十三夜と呼ばれる「もうひとつのお月見」をご存知でしょうか?十五夜が中国から伝わったのに対し、十三夜は日本独自の風習。十五夜の次に美しい月で、2つを合わせて「二夜の月」と呼ばれています。 昔は片方だけしかお月見しないことを「片見月」や「片月見」と言って縁起が悪いとされ、十五夜と十三夜に同じ庭で月を見る風習があったそうですよ。十三夜は旧暦9月13日の夜を指しており、西暦に当てはめると、今年は10月18日。空を見上げたときに、綺麗な月が見えるといいですね。 月といえば、表面に浮かぶ影はうさぎやカニなどさまざまな模様に例えられますが、人の歯にも「模様」が浮かび上がることがあります。これは『脱灰』の影響や、『エナメル質形成不全』などが原因と考えられますが、「実はむし歯だった」という可能性もあります。特定するにはプロの診断が必要ですので、まずは歯科でチェックしてもらいましょう。
院長 平田 純
2021年7月25日(日)
夏とかき氷
こんにちは。院長の平田です。お祭りに行くと、必ず並んでいるかき氷。夏の定番ともいえるかき氷は、日本で古くから親しまれてきた食べ物です。かき氷に関して記載のある最も古い文献は「削り氷にあまづら入れて、新しき金椀に入れたる」と記された、清少納言の枕草子だといわれています。 当時、甘い素材は大変貴重だったので、かき氷は限られた人しか食べられない高級な食べ物だったそうですよ。カラフルで見ているだけでも楽しいかき氷ですが、いちごやメロン、ブルーハワイなどのシロップは同じ味だと言うから驚き。食べ物を連想する色や香りを使って、脳に違う味だと錯覚させているそうです。 色といえば、『健康な歯ぐき』と『歯周病の歯ぐき』では、色が異なることをご存じでしょうか?健康な歯ぐきは薄いピンク色ですが、歯周病の歯ぐきは赤色や赤紫色をしています。ピンク色の歯ぐきを目指すには、「正しい歯みがき」や「口腔ケア」が必要不可欠。歯科では歯みがき指導なども行っておりますので、気になった方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
院長 平田 純
2021年4月13日(火)
春の訪れ
こんにちは。院長の平田です。 4月となり、うららかな日差しが心地の良い春の訪れとなりました。暖かい春の日差しを浴びると、自然と生き生きとした気持ちになりますね。そんな活気が溢れる4月は、入学式をはじめとして様々な行事が行われる季節ですが、その中でも4月4日が何の日かご存知でしょうか?実は、毎年4月4日は「あんぱんの日」に制定されています。明治8年4月4日に明治天皇に仕えていた山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)によってあんぱんが献上されたことが由来で、平成13年に「あんぱんの日」として制定されました。 甘いものには糖が含まれており、むし歯菌のエネルギーとなります。そのため、あんぱんのように甘いものを食べすぎるとむし歯菌の働きが活発化することになるのです。むし歯予防のケアとして、重要かつ基本となるのは日々の歯みがき。お外で甘味とお茶を楽しむにはよい季節ですが、せっかく訪れた春をむし歯で過ごすことのないよう、普段の歯みがきを徹底してくださいね。
院長 平田 純
2020年7月1日(水)
温風至(あつかぜいたる)
こんにちは。院長の平田です。 温風至(あつかぜいたる)という言葉をご存知でしょうか。七十二候で7月7日~11日頃を指す言葉です。言葉通り、熱をはらんだ風が本格的な夏の訪れを知らせてくれる時期ですね。例年は海や山に遊びに行ったり、親せきと会ったりと楽しい季節ですが、今年はコロナウイルスの影響で思うように出かけられないことも多いかと思います。さらに、オリンピック・パラリンピックなど、様々な大会やイベントが中止になってしまい残念ですが、来年にはかけがえのない私たちの日常が取り戻せるように、一人ひとりができることを継続しましょう。 まずは手洗いとうがいの徹底。そして欠かせないのが歯みがきです。菌やウイルスが入ってくるお口の中を清潔に保つことで、粘膜の防御機能が正常に働きます。歯だけでなく、全身の健康を保つためにも効果的ですので、家にいる時間が長い分、歯みがきをいつもより丁寧にしてみてくださいね。
院長 平田 純
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